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ウォーハンマー開封の儀・原稿原型

こんにちは。
スタジオ・ゼロの田中裕一郎です。
春にお届けした第3回に続いて、再び自分が書かせて頂くことになりました。

今回は、小難しい話の一切無い単なる近況報告ですので、構えずお読みください(笑)

最近、打ち合わせ用の長テーブルに、ファンタジーにまつわるフィギュアたちが徐々に増えてきました。今のところモチーフはもっぱら「ドラゴン」。ファンタジーの象徴的存在ですからね。「シュライヒ」のドラゴンシリーズや、LEGOのドラゴン(意外と大きい!)、更には劇場版トランスフォーマーのダイノボットたちまで置いてあります(これは竜というか恐竜ですが……)。

一見ただの手慰みに置かれているかのようですが、そうでもないんです。アイディア出しのブレストなどを催す際、目の前に具体的な立体物があると、それのおかげでイメージが掴みやすくなって話がうまく膨らんだりすることが意外とあるので、侮れません。

ですが、原点回帰を目指すReFANTASYの参考にするならば、フィギュアに関しても最も伝統的な代物に触れておくべきではないか……ということで(圧倒的建前)、このたび、ちょっと奮発してお高いモノを買って参りました。

それがこちら!

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皆さんは「ウォーハンマー」ってご存知でしょうか。一言で言うと「ミニチュアゲーム」というジャンルの有名タイトルです。
ミニチュアゲームとは、文字通りミニフィギュアを使って遊ぶ戦術ゲームの一種で、誤解を恐れずに言うなら「非常に凝った多数の駒を使って遊ぶボートゲームの一種」といった感じでしょうか。日本では馴染みが薄いですが、なんでもヨーロッパでは19世紀(!)の昔から親しまれている伝統あるジャンルだそうです。

ウォーハンマーは、そのミニチュアゲームでいま最も知られているブランド。
実は日本にも、メーカー直営のお店が幾つもあったりします。非常に精巧なフィギュアが無数に発売されているため、ゲーム用としてだけでなく一種のインテリアとしても需要があり、最近ジワジワと人気が高まりつつあります。

もっとも日本でウォーハンマーというと「ウォーハンマーTRPG」を最初に思い浮かべる方が多いかも知れません。かく言う自分も、初めてウォーハンマーの名前を知ったのは、今は無き雑誌「ウォーロック」と、現代教養文庫版の、あの煉瓦みたいに分厚い文庫3冊でした。ですが、TRPG版は実は一種のスピンオフで、ウォーハンマーの発祥はミニチュアゲーム版なのだそうです。

ただ、非常にたくさんの種類が発売されているため、最初にどれを買うべきなのか誰でも迷ってしまうと思います。かく言う自分たちも相当に迷いました(笑
ですが、直ちにガチのゲームプレイを始める予定がある訳でもなかったので、まずは見た目でピンと来た物を2箱選んで買って来ました。
……その結果、どうやら現在の主流ではない方のシリーズだったようですが(ウォーハンマーには大きく分けて2つの別々の世界観をもつシリーズがあるのです)、でも雰囲気満点でカッコイイのでOKです!

という訳で、スタッフみんなで集まって、見よう見まねで組み立て&塗装をやってみました!

まずは組み立てから。箱を開けると、こんな感じのパーツが入っています。

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ぱっと見た感じは、いわゆる「プラモデル」的なインジェクションパーツ……かな? ですが日本で主流のキャラクター系のプラモデルとはパーツ構成の発想がずいぶん違っていて、面白いです。出来上がるミニチュアは可動する訳ではないので1体あたりのパーツ数は少なく、物によっては説明書ナシでも組める程度のお手軽さです。

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作業たのしい! しかも今回、ちゃんとカラーチャートに合わせて、噂の「シタデルカラー」を10色以上も用意してのチャレンジなのです(太っ腹)!

シタデルカラーというのは、ウォーハンマーと同じメーカーがフィギュア用に発売している非常に使いやすい塗料の名前。ちょっぴりお高いんですが、水で溶いて使える上に、臭いが無く、すぐ乾く。しかも隠ぺい力がそこそこ高い。使い方の幅がとても広がる塗料で、揮発溶剤ベースの塗料の普及度がとても高い日本の模型シーンにおいては、結構カルチャーショックな塗料かもしれません。最近のウォーハンマーのジワ普及はこのシタデルカラーの入手が比較的容易になってきたことが大きな要因の1つだと思います。

ちなみにシタデル(citadel)とは、そうです、「ソリッドのシタデル」と同じシタデル(何人が分かるんだコレ)。「砦」とか「城塞」という意味ですね。

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そして、試しに幾つか塗装してみた結果が、こちら! いかがでしょう!
初心者が割とテキトーにやっても、結構このくらいになります。これは数が揃ってくると雰囲気が出そうですね……!

組み立てが済んでいないフィギュアはまだかなり数があるので、ちゃんと全部完成まで持って行けるのか、やや道のりが遠そうではありますが(汗)、ここまで投資したからには実際にプレイする所まで行きたい野望もあります! 進捗があったら、またこのブログでお知らせしたいと思います。

という訳で、今回はファンタジー系フィギュアの古豪「ウォーハンマー」の開封の儀をお送りしました。

ビデオゲームは今や4Kですら当たり前になりつつあり、実写さながらのリアリティもごく普通のことになってきていますが、そんな時代になってもなお、こうした無可動のレトロなフィギュアに多くの人が惹きつけられるというのは、何だか不思議ですね。ファンタジーというジャンルの表現について色々と考えさせられるなーと感じました。どうしたらより魅力的にファンタジーを描けるか、我々も試行錯誤の旅が続きます。

それでは!